家族会での講演を終えて 精神科訪問看護について伝えることで、学ばせていただいたこと

看護師 山田祥和

先日、家族会で「精神科訪問看護」をテーマにお話をさせていただく機会をいただきました。日頃、訪問看護ステーションこころいKで精神科訪問看護に携わっている立場として、現場で感じていることや、精神科訪問看護がどのような役割を担っているのか、実際の支援内容も交えながらお話させていただきました。

精神科訪問看護という言葉は聞いたことがあっても、「実際には何をしてくれるのか」「どんな人が利用できるのか」「病院やクリニックとの違いは何なのか」といった部分は、まだまだ知られていないと感じることがあります。今回の講演でも、ご家族の皆さまが真剣な表情で耳を傾けてくださり、精神疾患を抱えるご本人を支える中で、日々さまざまな悩みや不安を抱えていることが伝わってきました。

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今回、講演をさせていただくにあたり、改めて精神科訪問看護とは何かを自分自身の中でも整理する時間がありました。普段は当たり前のように行っている支援も、「なぜそれを行うのか」「どんな意味があるのか」「本当に相手のためになっているのか」と一つひとつ見つめ直す機会になりました。

人前で話すということは、知っていることをそのまま話せばいいわけではありません。相手に伝わる言葉に変え、専門的な内容をできるだけわかりやすく伝える工夫が必要になります。その準備をする中で、文献を見返したり、これまで関わらせていただいた利用者さんやご家族との関わりを思い返したりしながら、自分自身も改めて多くのことを学び直しました。

また、講演後にご家族からいただいた質問や感想からも、多くの気づきをいただきました。精神科訪問看護には医療としての役割だけでなく、人と人とのつながりを支える役割もあるのだと、改めて実感しました。

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精神科訪問看護は、薬の管理や症状の観察だけではありません。生活の困りごとを一緒に考えたり、不安な気持ちを言葉にしたり、時には雑談をしたり、一緒に散歩したり、一緒にゲームをしたりする、美容嬢が悪ければ外来受診に同行したり。その人がその人らしく地域で生活していくための支えになることも、大切な役割の一つです。

今回、講師としてお話しする立場でありながら、実は一番学ばせていただいたのは自分自身だったように思います。

これからも現場で学び続けながら、精神科訪問看護の魅力や必要性を、一人でも多くの方に伝えていけたらと思います。

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