鬱は気づくけど、躁は気づかない 躁を自分で気づく方法
ピアサポーター 金子祐也
自己モニタリングの重要性:ファッションが語る心の状態
躁状態では、自分の状態に気づきにくいものです。しかし、日々の服装選びがその手がかりとなることがあります。
例えば、全身ピンクや左右で異なる袖丈、白のスーツに下駄など、奇抜なファッションを選ぶことがありました。
当時は周囲からの「いいじゃん」という言葉を信じ、自分は天才だと思い込んでいました。一方、鬱状態の時はシンプルなユニクロの服装を選ぶことが多く、自分の状態に気づきやすいです。
このように、日々の服装を通じて自己モニタリングを行うことで、自分の心の状態を客観的に把握し、大きな反動を防ぐことができます。
ファッションを通じた自己理解と心のバランス
ファッションは自己表現の一つであり、心の状態を映し出す鏡でもあります。
躁状態では、派手で目立つ服装を選びがちですが、これは自分の内面の高揚感や万能感を反映しています。
逆に、鬱状態ではシンプルで控えめな服装を選ぶことが多く、内向的な気分やエネルギーの低下を示しています。
このように、日々の服装を通じて自分の心の状態を理解し、バランスを取ることが大切です。自己モニタリングを習慣化することで、心の健康を維持しやすくなります。