障がい者による自己分析のやり方

ピアサポーター 金子祐也



今日は私が行っている自己分析のやり方をお話ししたいと思います。



まず、よい経験と不得意な経験を一つ残らず書きだしてみます。

どちらも多ければ多いほどいいです。とにかく書き出します。

次に良い経験は、例えば、これまでの経験で「楽しい」「うまくできた」と思う事や他の人から褒められた事、仕事や日常生活で問題なく出来ることを書き出します。

難しかった経験は、これまでの経験で「辛い」「やりたくない」と思う事や他の人から指摘された事、仕事や日常生活で出来なかった事を書き出します。

続いて、自分の障がいの特性を整理します。

どんな場面で困難と感じるか、どのようなサポートがあれば解決出来るか、体調の変化や疲れやすいさはいつ出てくるか、集中力や注意力、記憶力に影響があるかを書き出していきます。



これら良い経験、難しかった経験、障がい特性を自己分析シートにまとめていきます。

さらに主治医の先生や友人に見てもらい客観的な意見をもらうことも大切です。もらった客観的な意見として自己分析シートに追加します。

続いて自分に合った環境を見つける為に働きやすい環境を考え、職場環境チェックリストを作っていきます。

例えばどんな働き方が合っているか(フルタイム、パート、在宅勤務)やどんな職場環境がいいか(静かな環境、チームでの作業、一人で黙々と進めるなど)やどんな配慮が必要か(通院のための勤務時間調整や休憩時間の配慮、バリアフリー環境など)をまとめていきます。

これを職場環境チェックリストにまとめます。

最後に自分の価値観を知るために価値観マップというものを作成します。

例えば「どんな働き方をしたいのか」を考える事で長く続けられる仕事を見つけやすくなります。またどんな事をしている時に充実感を感じるかや将来どんな生活を送りたいかを書き出していきます。

これら自己分析シート、職場環境チェックシート、価値観マップを作成することで、
自己分析が完成します。

こうして私は自分を分析しています。

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